ヘリコバクター・ピロリ菌検査・治療
ヘリコバクター・ピロリ菌に感染すると除菌しない限り、菌は胃の中に生息し続けます。近年胃がんや胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎の原因になることがわかってきました。主な感染ルートは飲み物や食べ物からで、幼少期までしか感染しません。特に幼少期に衛生環境があまり良くなかった高齢層で感染率が高く、年齢とともに感染率は低下しています。平成生まれの方にになると感染率は1割を切っています。
ヘリコバクター・ピロリ菌感染は、それによって引き起こされる慢性胃炎を背景に胃潰瘍や胃がんが発生することがわかっています。そのためこのヘリコバクター・ピロリ菌を除菌することが必要になります。除菌治療は、胃酸を抑える薬と2種類の抗生物質の3種類の薬を1週間飲みます。除菌が成功することで、胃・十二指腸潰瘍にはほぼならなくなり、今後の胃がんの発症のリスクが1/3に減少します。
検査して、もしも感染しているようなら、胃がんや胃・十二指腸潰瘍を予防するために早期の除菌をお勧めします。
当クリニックではヘリコバクター・ピロリ菌の診断とその治療をおこなっております。お気軽にご相談ください。